2014年3月2日日曜日

melody laughter収録曲について(再掲バージョンその3)

次。さくさくと。2009年12月にリリースした「dark stars,and our small talk」という長いタイトルのEPです。
ここからは4曲まるごと今回のアルバムに収録しています。

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今回のジャケットは、"our spring to their summer"に引き続き、イシハラマユミさんの写真を使用しています(僕のほうでトリミングと色の補正を若干しています)。

去年の今頃も考えていたんですが、冬に、シンプルな歌ものが入ったEPを作りたいな、と、以前から思っていたので、ぜひ今年こそはEPの連作に乗っかってやってみたかった、のです。
加えて、前の"now I'm homne"が歌の分量が比較的少なかったかな、という反省点もあり、色々と考えて作ってみました。

タイトルは以前の日記にも書きましたが、結構前に空から降ってきていて、なんとなくその言葉をイメージしたりしなかったりしながら、制作を進めました。
みなさまもそうだと思うのですが、師走というのは、たいした事をしていなくても何かとバタバタするものでして、あまり制作に時間も取れないかな、ということで、一発録りの弾き語り+αみたいな形で作ろうかな、と思っていたのですが、結果的にはそこそこ重ねたり、何やらやってしまいました。

1 half step to winter 
コード進行や間奏後の展開の仕方など、今までわりと避けてきた感じのある要素を、敢えて色々と導入してやってみました。
上記のように、最初は一発録りしようと思ったのですが、ボーカルがなかなか思うように録れなかった、というか歌えなかったので、別々に録ることにしました。

タイトルも色々悩んだ末に、最初は"half way to winter"にしようと思っていたのですが、何となくgoogleで検索してみたら、同名のバンドでなんだか派手派手な感じの方々がいらっしゃったので、少し変えてみました。
有名なバンドなんでしょうかね?
もし知っている人がいましたら教えてください。曲は聴いてません、なんとなく。

2 rain or shine 
これはもう10年近く前にやっていたsheepsleepsというバンドのときに作った曲で、当時はシューゲイザー?みたいなアレンジでやろうと試行錯誤したあげく、お蔵入りになった曲です。
sheepsleepsのメンバーは今でも、すごく交流のある人・ない人いますが、当時は結構メンバー募集を頑張っていて、特にギターに関して、何人かの方とスタジオに入ったことをよく覚えています。

そんなこんなな曲ですが、アレンジは今回大幅に変えて、結構明るいイメージの曲に仕上がりました。
ドンタッ、ドンタッというリズムパターンや何やらは、この前table music meetingと一緒に"white and blue"という曲をやったときの、ほんのりとカントリーチックなアレンジが気に入っていたので、この曲にも流用してみました。
ベースラインとかギターソロの雰囲気なんかは、自分の曲ですが、"air fountain"なんかにも近い雰囲気があるので、その続編的に聴いていただいても面白いのかな、とか思います。

3 back to the white path 
今回、とにかく時間がなかったので、この曲を除いた3曲入りEP、ということでもいいかな、と思いかけてたんですが、これまでの2枚のEPが4曲入りなのがどうしても気になって気になって、整合感を出すために:) アップ予定日の前日から録音を始めて、たぶん実質2時間くらいで仕上げました。

一切やり直しなしで、どんどん音を重ねていって録音した、擬似一発録り、みたいな曲です:)
こういう曲は、たぶんその日の体調とか気分とかが、曲にとても反映されると思うので、また違う日に演奏してみても面白いかもしれません。

なんとなく、2曲目"rain or shine"の喧騒(何かのパーティーでしょうか)のあと、ちょっと疲れて部屋の外にフラっと出てみたら、あたり一面、無音の、雪景色でした、みたいなイメージです、個人的には。
冷たい空気を肺の中に吸い込む、思い切り。
その音も、雪の中に吸い込まれる。
吸い込まれた物音と、時計の音。

4 clock in the snow 
これは以前marconiというバンドをやっていたときに作った、"clock work"という曲が下敷きになっています。
その時はバンドアレンジにして、スタジオで合わせたりしてみたのですが、結局バンドの音源として完成することは、ありませんでした。
(デモ音源のまま"marconi demo tracks"というアルバムに収録されました)
今回はこのEPに合わせて、ごくシンプルに録ってみよう、ということで、録音し直しました。

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