2014年3月2日日曜日

melody laughter収録曲について(再掲バージョンその1)

リリースが近づいてきたので、収録曲について少しずつ触れていきたいと思います。

今回のアルバムは以前にも書いたように、2009年から2010年までの間にネット上で発表した曲たちに手を加えて収録しています。
当時、まだ利用者が多かったmixiの日記として、その曲をリリースした時の文章が残っていたので、ここに引用してみます。

今の心境とはちょっと(かなり)違う部分もあるのですが、自分が面白いので(笑)とりあえず(あまりにもくどい部分は省略・編集しました。結構そういう部分が多かった…)。
後ほど、現段階の補足説明もしてみようと思います。

今回は2009年10月に「from the morning」というEPとしてリリースした、you need a story、city of the picnic、garden、dropsの4曲です。
you need〜についてだけ異常に長いです。

***



1 you need a story

新曲「you need a story」について、どちらかというと自分のためのメモ。

先日myspaceにアップした(注:もうないです)この曲は、友人の記念パーティーのために作る予定のEP、に収録予定の楽曲です。
何曲か並行して製作しているのですが、EPの1曲目に、全体の雰囲気の方向性を示すような曲がほしいなあ、と思い、色々考えていたところ、この曲がフワーと2時間ほどでできました。

最近せっかく導入したキーボードもドラム音源も一切使わず(使い方が全然分かってないので・・・)、いつもの手法で作ったのですが、短時間でできた曲特有の勢い、とか、息遣いのようなものが少しあるのかな、と。
既存の曲でいうと「nowhere rain」なんかもそんな感じで一瞬でできた曲ですが、そういう曲は不思議と後々思い入れが生まれてくることが多いです。

あんまり色々考えた曲というのは、自分の自我というかエゴが入りやすい、からでしょうか。
多分、僕が制作の過程で重要と考えている、「無意識の領域」が占める割合が大きいほど、自分にとって新鮮なものができる、ということなのでしょう。
しかし、自分の「無意識の領域」が他者にとって心地よいか、は、また別問題なので、常に楽曲はその領域をふんわりと包み込むように、包括するものでないといけない、と思うのです。
「無意識の領域」の中だけに存在する音楽とはどんなものだろう、という、怖いもの見たさみたいな気持ちもあるにはありますが、それはきっと形を変えて、この先に姿を現すことでしょう。
そんな事言ってて、僕にもよく分かりません。

(数日後に追記)
とある夏の終わりの日の、午後9時くらいに思いついて、その日のうちに仕上げた曲です。
当初「ラフミックス」としていましたが、そのままでもいいような気がしたので、そのままにしてしまいました。
アルバムに収録する際は、もう少し聴きやすくミックスするかもしれません。

2 city of the picnic

最近はあまりやってなかったような曲調の曲ですが、放っておくと意外とこういうのが出てきたります。
後半のフェードアウトしながら、音質を変えた形で再度フェードインする、という手法がちょっと自分では気に入ってますが、世間的には多分…ふつう。

3 garden

最初は前半のパートで終わって、きわめて牧歌的な曲だったのですが、気がつくと後半の何とも言えないパートを付け足してしまっていました。
少し前までやっていたバンドで出していたようなエッセンスと、woolでのアレンジが無意識に融合した感じ、というと大層な感じがしますが、個人的にはいたって普通につくった曲です。
後半の間奏の、メロディカの音が色んな風に壁にぶつかりまくってる感じ(あくまでイメージです)が、気に入っています。

4 drops

最近の傾向としてはこういう曲がもう、なんだか知らないけど、湧いて出てきてしまうので、それこそ日記をつけるような感じで録音するのですが、これもそうした感じでできた曲。
曲、というか、スケッチに近いような。
当初はもう少し作りこむつもりだったのですが、このデモみたいな隙間だらけの感じが、ちょっと気に入ってしまったので、今回はほぼデモバージョンみたいな感じで収録してみました。
アルバムに入れる際は、手を入れることになると思います。
この曲を、とある夜の、井の頭公園に捧げます。

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